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奄美大島2泊3日のドライブ旅|家族でめぐる自然に包まれる旅①

はじめに

飛行機を降りた瞬間、ふわっと包み込むような南風と、心なしか感じる潮の香り。
南国特有の空気を感じて「ああ、奄美に来たんだな」と実感する瞬間でした。

空港でレンタカーを借りて、まずはエンジンをかける。
レンタカー屋のおっちゃんの「一番いいクルマを用意したよぉー」のリップサービスも南の国に来たんだなと実感させてくれます。


島をぐるっと走る今回の2泊3日ドライブ旅。
文化や自然、そして地元の人々との出会いを通して、
奄美の“ゆったりとした時間”を家族みんなで感じてきました。

ラッキーレンタカー|島ならではのユニークなレンタカー屋さん

奄美大島をドライブするには、レンタカーは必須です。レンタカー屋さんは本州でもおなじみの大手から地域密着のお店までいろいろありましたが、その中で私たちが選んだのは奄美空港すぐそばの「ラッキーレンタカー」さんです。

こちらのお店は、スタッフの方の対応が丁寧で、かつフレンドリーで気持ちよく旅を始められます。
今回借りたクルマは”デリカD5”
6人乗ってもゆとりある室内空間と、パワフルな2.3Lディーゼルエンジンで快適な旅を予感させてくれます。

印象的だったのは、他のレンタカーショップではあまり見かけないオプションの豊富さ。
今回は、無料でチャイルドシートとジュニアシートを借りられたおかげで、子連れでも安心してドライブできました。「ライフジャケット」まで無料で貸し出してもらえたのは驚きでした。

他にはバケツ、線香、ライター、焼酎がセットになった「お墓参りセット」もなんと無料!「おまかせ奄美お土産セット(1,100円)」や「水中メガネ(550円)」といったユニークなオプションもあり、旅のスタイルに合わせて選べるのが魅力です。
ちょっとした気配りや地域らしいサービスに、「ああ、奄美に来たんだな」と感じる瞬間がありました。

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奄美パーク|島の文化とアートに触れる旅のスタート

さて、最初に訪れたのは「奄美パーク」奄美空港から車でほんの数分です。
旅のはじまりに、奄美大島という島の空気や文化を感じるにはぴったりの場所です。

奄美の郷

まずは駐車場の目の前にあるドーム型の立派な施設「奄美の郷」に入ってみました。

この奄美の郷自体は無料で入れる施設ですが、ぜひ観覧料を支払って有料エリアも見ていただきたい!
有料エリアは奄美の歴史や文化をくわーしく展示している「総合展示ホール」と、奄美の人や動植物を映像で紹介する「奄美シアター」に分かれます。

総合展示ホールの方は奄美の自然や伝統、暮らしを紹介する展示が満載。本土出身のわたしたちには興味深い文化が多くて、大人は見入ってしまいます。行く前は子供には少し退屈かな?と心配していましたが、クイズラリーのおかげで子供たちも真剣に説明書きを読んで答えも埋めるのに夢中になっていたので良かったです。

個人的には奄美のお祭りがどれも独特で、印象的でした。
特に龍郷という地域で行われている、ショチョガマや平瀬マンカイという祭事の映像を見たときは、こんなお祭りが令和のこの時代に受け継がれているなんですごい!と感動すら覚えました。

田中一村記念美術館


敷地内には「田中一村記念美術館」も併設されています。

田中一村(たなか いっそん)は、奄美の自然や生き物を独自の色彩と筆づかいで描いた日本画家。
生涯を通して名声にこだわらず、自分の理想の絵を追い求め続けた姿勢から“日本のゴーギャン”とも呼ばれています。

そしてこの美術館、高倉をイメージした造りになっていて、おしゃれ!!!

一村が生涯を通して追求した「描くことへの情熱」を知ったうえで回ったからか、魂のようなものをズドンと感じました。
美術館があまり得意じゃない人でも「この世界観、いいな」と感じると思います。
もっとじっくり時間をかけてみたかったが、子供たちはどんどん先へ進んでしまうので仕方なく2倍速で鑑賞しました。。。

奄美きょら海工房|海辺のカフェで優雅なランチ

奄美パークを後にして向かったのは奄美きょら海工房 笠利店
奄美の美しいエメラルドグリーンの海を臨むイタリアンレストランです。

よくある映え特化型のカフェとは違い、料理もスイーツもめちゃくちゃおいしかったです。
それもそのはず。ここは黒糖と塩を自家製造しているそうで、素材選びからもとてもこだわりを感じてよかったです。

またテラス席も大きなひさしがあるので、思ったほど暑くなく、瓶のコーラが合う!この解放感、サイコーでした!!

ローカルスーパー「ビッグツー」で島のくらしをのぞく

観光スポットを巡るのも楽しいけれど、国内旅行も海外旅行も旅の中で私たちがいつも楽しみにしているのが“ローカルスーパーめぐり”。
その土地土地の暮らしを覗くことができて、小さな移住体験みたいな気分も味わえちゃうので必ず寄るようにしています。

今回は”ビッグツー奄美店”さん。
ビッグツーは奄美土産もとても充実しているので、今や観光客も多く訪れるスポットになっているようです。

お店の規模はかなり大きく、ホームセンターのような感じです。

ローカル商品にテンションUP

特に目を引いたのは、島バナナやドラゴンフルーツなどの南国フルーツ、そしてくび木や夜光貝の貝殻など、本州では見られない商品の数々!

くび木は書いたそのまま、ただの木に見えます。地元の方はこれを煮出してお茶として飲むのだそう。
今回はあいにくくび木茶を飲む機会に恵まれなかったので、次回訪れたらぜひ飲んでみたいです。
(解熱、解毒、デトックスと書いてあるので、漢方のような感じで飲まれているのかな)

夜光貝もThe!貝殻です。
それもなかなかにいいお値段がするのでビックリしてしまいました。
これは何に使うのでしょうか。
(ご存じの方がいればコメントで教えてください!)

フルフラガーデンで南国の蝶を観察

ビッグツーの敷地内にある「フルフラガーデン」は、南国ならではの植物や蝶が楽しめるスポット。
入場は有料ですが、大人200円、子ども100円。ちょっとした植物園のようで、ふらっと立ち寄れるのも魅力です。

園内では、オオゴマダラという南国にしか生息していない珍しい蝶を飼育しています。
この蝶、なんと日本で見られる最大の蝶らしいです!!
(最大とか最強とか、妙に惹かれてしまいますね。笑)

思ったよりもたくさん飛んでいて、絵本の中に迷い込んだみたいです。

観光名所とは違った静けさの中で、奄美の自然の豊かさを改めて実感しました。
こういう何気ない寄り道がいいですね。

ローカルスーパー2店舗目|グリーンストア

この日の夜、グリーンストアというスーパーにも寄ってみました。

するとここでも夜光貝が売られてました。
貝殻を買うという習慣がないので不思議ですねー。
ちなみに買っている人は見ませんでした…謎。

ここでは鮮魚コーナーを覗きましたが、これまた見慣れない名前のお刺身が並んでいてテンション上がってしまいました!

ご飯を食べた後だったので買えませんでしたが、シビとホタ(ウンギャルマツ)という魚のお刺身が売っていましたー。
あとで調べて分かったんですが、シビはキハダマグロのことで、ウンギャルマツはアオダイという魚みたいです。

1日目のまとめ

奄美の自然と文化を家族で感じながら巡った1日目。
まずは「奄美パーク」で田中一村の絵を通して島の魅力にふれ、
きょら海工房で海を眺めながらのんびりカフェタイム。
ローカルスーパー「ビッグツー」では、島の暮らしにふれるようなワクワク体験もできました。

クルマでのんびり走るだけでも気持ちいい奄美の道。
2日目は、海の生き物やアマミノクロウサギに出会えるスポットをめぐります。
島のワクワクが、まだまだ待っています。

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