「子どもがいるからミニバン一択かな」
そんな声をよく聞くけれど、我が家はちょっと違います。
選んだ基準は、“運転する僕がワクワクできるかどうか”。
家族と快適に過ごすのはもちろんだけど、自分がハンドルを握る時間をどう楽しむか。
そんな視点から考えた、我が家のクルマ選びについてお話します。
1. 家族みんながワクワクできる車がいい
車を買い替えるとき、真っ先に考えるのは「このクルマ、家族が乗って楽しめるかな?」ということ。
クルマはただの移動手段じゃなくて、家族との時間を運ぶ空間だから。
走っている時間も、立ち寄ったSAでのひとときも、「この車だから楽しい」って思える
そんな1台を選びたいと思っていつもクルマ選びをしています。
運転手だけじゃなく、全員が笑顔になれる車を
もちろん、運転する自分にとっても大事なことはあります。
ハンドルを握る人が楽しそうだと、車内の雰囲気って自然と明るくなる。
でもそれ以上に意識しているのは、「このクルマに乗ってると家族がごきげん」っていう感覚。
座席の快適さやオーディオの音質、ちょっとしたデザインや質感
そんな細かいところまで含めて、「家族みんなにフィットするか」を想像します。
「かっこいい」は家族全員のテンションを上げる
大人が「スタイリッシュだな」と思えるデザインは、子どもにとっても特別に感じられるみたいで、
「車乗りたい!」「洗車しに行こう!」と言ってもらえると、なんだか嬉しくなります。
だから僕は、家族みんなが「乗ってワクワクできる車」を選びたいんです。
見た目やブランドも、そういう意味ではちゃんと“家族目線の機能”のひとつなんじゃないかと思っています。
2. 見た目とブランドは、やっぱり大事
駐車場で振り返りたくなるか?
クルマを選ぶとき、まず最初に見るのはやっぱり「見た目」
性能とか燃費とかも大事だけど、ぱっと見で「いいな」と思えるかどうかを、ものすごく大事な判断基準にしています。
特に旅先のホテルや観光地で、愛車を停めたあとに思わず振り返ってしまう。
「やっぱ、カッコいいな」って思えるその瞬間が、クルマと過ごす時間の満足度をぐっと高めてくれるんですよね。
だから我が家では、“見た目に惚れられるか”が車選びのスタートライン。
毎日使うものだからこそ、目にするたび気分が上がるデザインがいいんです。
「かっこいい」は満足感につながる
よく「見た目なんて二の次」と言う人もいます。
確かにクルマを移動手段と割り切ってしまえばそれで良いのかもしれません。
でもせっかくクルマで家族とドライブや旅行に出かけているのだから、目的地で車から降りたとき、
ちょっと背筋が伸びるような誇らしい気持ちになれる。そんな車に乗らないともったいないと思いませんか。
気に入った車に乗っていると自然と運転にも気持ちが入るし、旅そのものの空気感も変わるんです。
それに、「これに乗ってる自分が好き」って思えることは、車との付き合いにとってすごく大切。
見た目に納得していれば、多少の不便も“味”に感じられたりします。
3. 安全性能は最優先。でも“過剰装備”には慎重
我が家がチェックした安全機能
クルマを家族で使う以上、安全性能が最重要であることは言うまでもありません。
我が家でも車選びをする際は、次の機能を最低条件として考えました。
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
- サイド(カーテン)エアバッグ
- 車線逸脱警報
- アダプティブクルーズコントロール
逆に言えばこれだけ。こういった機能は、もはや標準装備に近い時代ではありますが、メーカーや車種によって“味付け”が違うんですよね。
「意思に反してブレーキがかかる」「アラーム音が多すぎて落ち着かない」なんて声もよく聞くので、
カタログスペックだけじゃなく、自分たちに合うかどうかをしっかり見ました。
試乗でしかわからない安心感もある
安全装備のチェックで意外と見落としがちなのが、“感覚としての安心感”です。
たとえば視界の広さや、ドアを閉めたときの剛性感、ステアリングの重さ、ブレーキの効き方。
これらはカタログには載っていないけど、乗ってみると一瞬で「合う/合わない」がわかるポイントだったりします。
我が家も何度か試乗を重ねて、「これは機能としてはすごいけど、ちょっと落ち着かないかも…」と感じたクルマもありました。
逆に、機能はシンプルだけど「これなら落ち着いて運転できるな」と感じたクルマもあります。
「運転していて違和感がない」というのは当たり前に思えますが、大きな安心感につながると思います。
4. 「ミニバンが正解」って本当?
ミニバン=便利、でも“正解”とは限らない
『ファミリーカー=ミニバン』というのが今の日本で既定路線になっています。
もちろんミニバンは、室内広々、スライドドアで乗り降りラクラク。
ファミリーカーとしてとても優秀な存在だと思います。
でも一方で、「他の選択肢はないの?」という気持ちをずーっと持っていました。
我が家も実際にミニバンを候補に入れながらも、
“それが本当に今の家族にとってベストなのか”を改めて考えてみました。
家族構成とライフスタイルに合わせて選びたい
たとえば、我が家のように「年に数回の旅行と、あとは週末の買い物や外出がメイン」くらいの使い方なら、
3列目のシートも、広大な荷台スペースもいらないかもしれない。
それよりは運転していて楽しくて、家族みんなが本当に好きになれるクルマを選びたい。
大勢で行動するときは2台で行けばいいじゃない。
いざとなったらレンタカーでミニバンをかりればいいじゃない。
大事なのは、まわりの常識や流行に流されず、「自分たち家族の暮らしに合っているか?」という視点で選ぶこと。
声を大にして言いたいのは「ミニバンじゃないと子育てできない」なんてことはない!!!
スライドドアって必要?
我が家はスライドドアは不必要派です。
スライドドアを選ぶ理由って2つあると思うんです。
1つは省スペースで乗り降りできること。
これはよっぽどの狭小住宅に住んでいたり、
都内のせまーい駐車場を日常的に使っていたりするライフスタイルだと必要になると思うんですが、
我が家の場合は当てはまりません。
2つ目は子供のドアパンチ対策ですかね。
これは子供が小さいうちは親が開け閉めする。で解決だと思っています。
ある程度大きくなったら、まずは隣に車がいない状況で開け閉めさせてみる。
次は大人が手を添えてやってみる。
風が強い日、傾斜があるところではどうなるか経験させてみる。
順を追って教えれば、何も心配いらないと思っています。
むしろそれも教育の一環としていろいろ体験してみることが重要では?というスタンスでやっています。
ということで我が家は今後もスライドドアを選ぶことはないと思います。
5. 燃費は重視しない
週末に走るくらいなら、そこまで響かない
そりゃあ燃費は良いに越したことはありません。
でもね、自分のクルマの使い方をよく考えてみたんです。
独身の頃は年間2万キロとか走っていたけど、今じゃ通勤にも使わないし、週末のおでかけや旅行に使う程度。
年間走行距離にして5,000キロ程度。
燃費のいい車の代表格、プリウスの最新型(60系)の実燃費は22.16 km/L(みんカラより)
我が家のクルマはハイオクで11.32 km/L(みんカラより)
年間の燃料消費量に直すと、おおよそ226リットル VS 442リットル
金額にして33,844円 VS 71,113円と差額は37,269円(レギュラー:150円、ハイオク161円と仮定します)
つまり1か月に直すと約3千円の差しか無いんですよ!
月に3千しかかからない趣味ってコスパ良いと思いませんか!?
しかもそれが家族みんなの満足度や安全運転につながるのだったら、むしろお得じゃあありませんか。
エコカーでも運転手次第で燃費は変わる
どれだけ燃費の良い車でも、運転の仕方ひとつで簡単に燃費は変わります。
信号ダッシュに急ブレーキ、アクセルの踏み込みすぎ…
ラフな運転をすれば、ハイブリッドだろうが何だろうが、あっという間に“ただの普通の車”になります。
むしろ重いバッテリーを積んでいる分、不利です。
逆に、多少燃費が悪いとされる車でも、丁寧な運転を心がければ意外と燃費は伸びる。
ということで、「エコな車に乗っている=維持費が安い」わけではなく、結局は乗り手次第というのが僕の持論です。
おわりに
以上、我が家のクルマ選びの考え方でした。
いろいろと自分の考えを書いてしまいましたが、クルマ選びに絶対はないと思っています。
自分たちの暮らしにフィットする1台をゆっくり丁寧に探せばきっとピッタリな1台に出会えると思っています。
そして家族とこれからのことを想像しながらクルマを探す時間そのものが、実はすごく価値のある時間だったりするんじゃないかと思います。
この記事がそんな車選びのヒントになれたならうれしいです。
あなたの家族にとって、ワクワクできる1台はどんなクルマですか?
またクルマ選びで重視することも教えてもらえたらうれしいです。